2010年
3月
26日 |
■<<「革新活動の進め方(4)」>>
4.革新活動は「誰のために」するの?
1)自分 2)社員 3)会社 4)株主 5)顧客 6)購買先 7)社会
5.人間の3つの「悪習慣」
1)人は「新しさ」に抵抗する。
2)人は「変化」に抵抗する。
3)人は「批判」に反発する。
人間は生れる時、「親」も「性別」も「能力」も「容貌」を選ぶことができません!
会社では、「部下」は「上司」を選べません!
また、近年は残念ながら、家庭や学校での「躾」・「仕付け」・「教育」が不充分な場合が多く、そのような人が入社して来る訳ですから、会社で教育する必要があります。
従って、この3つを乗り越えなければ、革新は達成できません!
6.3つの「言わない約束」を守ろう!
1)「昔」のことは言わない!
2)他人(ひと)のことは言わない!
3)やりもしないで、出来ないとは言わない!
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7.「何のため」に革新活動をするか?考えよう! 2010−03−29
革新は、「楽・々・正・速(早)・安・々」で仕事をするように考える。
1) 楽===仕事は「楽しく」出来るように考える。
2) 々===仕事は「楽に」出来るように考える。
3) 正===仕事は「正しく」出来るように考える。
4) 速(早) =仕事は「速く・早く」出来るように考える。
5) 安===仕事は「安心して」出来るように考える。
6) 々===仕事は「安全に」出来るように考える。 |
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8.「自主性・自発性」のある革新活動をしよう! 2010−03−30
人が「生きがい」「働きがい」「やりがい」を最高に感じる時は
1) 自発的思考のもとに、好きなことを自主的に行動する時である。
2) やる気がある時である。(やる気が仕事の結果を大きく変える)
@ 企業の業績=Σやる気(やる気の合計)
A 企業の競争力=Σやる気×知恵
B 人はある程度の教育や訓練を受けていれば、自由な程生産性は高い。 |
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<<経営革新その9>> 2010−04−05
9.「知識を学び知恵」を活かそう!
・知識とは?=(学生)お金で買うものである。
↓ 知識を得て実践すると知恵に変わる
・知恵とは?=(プロ)お金を得るものである。
人間は個人的なことに対しては、知恵が良く働く。
1) 人間に与えられた思考力を活かす。
2) 肉体的な勤勉さ+頭脳的な勤勉さを活かす(体と頭に汗をかく)
3) 知識も知恵も、同じことを繰り返し、繰り返し行うことによって
身につくようになります。 |
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<<10.「科学的」に考える!>> 2010−04−06
1) 3KD(勘・経験・コツ・度胸)の裏づけのためデータでものを言う。
2) 3Sの手法・生産革新の手法・品質管理の手法やその他の科学的手法は大 いに活用する。
3) 手法を使うのは目的ではない!問題解決の手段である。 |
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<<経営革新11〜12>>
11.「創意と工夫」をしよう!
仕事は案外つまらないことをやっている。
1) 皆で協力しあって職場を創造し、革新する。
2) アイディアは足し算で考え、他人のアイディアは批判しない。
12.「トップの想い以上」に職場は良くならない!
・トップとは?
1) 会社全体では:社長
2) 工場全体では:工場長
3) 各部門では:部長・課長・係長・主任・職場長etc.
一般的に、各部門ごとに違う見方・考え方があり、その見方・
考え方は各部門のトップの意思・思想で大きく変わる。
「社長の器以上には会社は大きくならない」とよく言われるが、
それと同じで、「トップの想い以上には職場は良くならない」
革新を進める中で色々な「抵抗・批判や問題」が浮び上がって
きますが、問題解決には「トップの想い」が一番大切です。 |
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<<「革新活動の進め方13その13」>>
13.現場の管理・監督者に必要な「5つの条件」
(2つの知識と3つの技能)
1).仕事の知識
仕事を正しく遂行するために必要な知識で人・設備・材料・作業方法・
日程計画等、製作に必要な技術・技能についての知識。
2).職責の知識(管理・監督者としての必要な責任と権限)
管理・監督者として必要な責任と権限の知識で、会社・工場の方針
就業規則・作業標準・安全規則・職制・業務計画・労働協約などに
従って仕事をするための知識。
3).改善する技能
工程の内容を細かく分けて解析し、作業の排除・結合・入れ替え・単純化
をして、作業手順を決め、ムダを省く技能
4).教える技能
ムダ・失敗・手直しを少なくし、災害を減らし、設備や治工具の破損を
減少させるため作業者をよく教育・訓練して立派な多能工に育て上げる
ことのできる技能。
5).人を扱う技能
人と人の関係を円滑にして、職場の人間関係のもめごとが起こることを
未然に防止し、また起こってもうまく処置し、作業者に快く協力して貰う
ために役立つ技能。 |
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<<「革新活動の進め方(その14)」>> 2010−04−18
14. 「2:6:2」の原則を知る!
革新活動をする時「賛成派2割」:「中間派6割」:「反対派2割」に必ず分かれます。
トップの方は当たり前のことですが、是非「賛成派」の立場で、「中間派」の人を1人でも多く「賛成派」になるように努力して下さい。
「中間派」の人は賛成・反対どちらでも良く、大勢に流される人達です。
「賛成派2割」:可燃性=自分でマッチを持っているので燃える。
「中間派6割」:難燃性=マッチは持っていないが火を付けると燃える。
「反対派2割」:不燃性=火を付けても燃えない。
反対派の人にはトップの想いを決して「強要しない」ことが大切です。
反対派の人はそれなりの「ポリシー」があって反対している訳で、強要すると却って
反発を強めるからです。
又、反対派の人がトップの想いを理解したら「ポリシー」があるだけに、賛成派の人
より過激に急変するんです。それを待つ意味で最初は強要せず、無視???することも必要です。 |
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<<「革新活動の進め方(その15)」>>
15. 「言ってはならない」6つの禁句!
1)時間が無い!=ムダが多いから時間がないのです。
2)人がいない!=人がいないのではなく、育てていないのです。
3)金が無い!==職場はムダなお金でいっぱいです。(ダイヤモンド鉱脈)
4)マッいいか!===中途半端な妥協は革新失敗のもとです。
5)しょうがない! ==あきらめず何をすれば良いか?考えよう!
6)どうしようもない!=どうしたら問題解決するか?考えよう |
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<<「革新活動の進め方最終回(16)」>>
次回から新シリーズを掲載しますのでお楽しみに
16.徹底する 「8原則」
1)一般作業者が徹底すること
@ 先ずやる(命令・指示が無くとも先ず改善してみる)
A 全員でやる(1人の100歩より、100人の1歩)
B 理屈は言わない(理論より先ず実践)
C 例外を認めない(決められたことは守る)
2)経営者・管理者・監督者が徹底すること
@ 率先垂範(示範)する(先ずトップが実践する)
A 出来ない言い訳を言わない(出来ることを考える)
B 忙しくてもやめない(継続は力なり)
C 仕事をとめる勇気を持つ(守ることを決めて守る) |